まだ握力が弱い長男（5年生）には、新品のグラブを与えても、柔らかくするのが精一杯で、自分に合った型付けにこだわる余裕はありません。
日々の手入れもサボりがちで、結果、芯が潰れた柔らかいだけのグラブにしかなりませんでした。
以前から湯もみ型付けには興味があり、自分でもやってみようと思いましたが、決して安くないグラブを自ら水没させる勇気はなく、今回、初めて型付けをお願いしました。
型付け工房さんに送ってから約10日。待望のグラブを手にしてみると、あれほど固く、開閉に苦労したグラブが、親指と小指だけで自由自在に掴みとれる、まるで十分に使い込んだような味のあるグラブに成長していました。
事前に依頼した通り、ソフトボールでの使用を想定した「やや大きめのポケット」がボールを確実に捕えてくれそうです。
自分で型付けする場合、時間も掛かりますし、理想の形に仕上がる保証もありません。
単に「時間と手間を金で買う」という考え方もあるでしょうが、戻ってきたグラブを手にした限りでは、職人肌の丁寧な仕事ぶりが目に浮かび、少なくとも料金分の価値は十分に感じることができました。
実際に子供に渡すのは、もう少しお預けにして、まずは父親が使ってみたいと思っていますが、兄だけに与えると、間違いなく弟（2年生）も欲しがるでしょうね。父親には痛い出費ですが、その時はまたお願いします。

型付け前

型付け後